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外壁面積を計算する方法

外壁塗装をする時は、いくつかの業者の見積もりを比較して選ぶのが常識です。お客さんからの問合わせで「それぞれの業者が出した塗る部分の面積がバラバラでどれが正しいかわからない…。」このようなことを言われることがあります。

外壁の面積は、図面から計算するか、実際に建物を見て測るのが正確です。しかし、これでは素人には業者が出した面積が正しいかわかりません。そんなときには、以下の方法で延べ床面積から求めることができます

外壁の塗る部分の面積が正しく表示されているのかをチェックできるようになるだけで、悪徳業者にダマされる確率は下がります。この方法で業者が出した面積と大きく違わないか確認しましょう。

良くある間違い。延べ床面積、建坪、建築面積のそれぞれの違い。

まずは、外壁面積を計算する前に良く間違える用語の説明をします。多くの方が、延べ床面積と建坪、建築面積と建坪を同じだと思っていますが実際は違います。

建築面積

建築面積とは、建物を上から見たときの水平投影面積です。簡単に言うと1階と2階の床面積の大きい方になります。バルコニーやベランダ、出窓などを建築面積に入れるか、入れないかは形によって変わります。


建坪

建坪は、建築面積を坪単位(0.3025をかける)に変換したものです。例えば、建築面積が60uだとした場合、建坪は18.15になります。


延べ床面積

延べ床面積は、1階と2階のように各階の床面積合計を言います。3階以上の場合もその部分も合計します。外壁の面積を計算するときに使うのは、延べ床の面積なので注意してください


延べ床面積から外壁の塗る部分の面積を計算する方法

では、実際に計算をしていきましょう。外壁の塗る部分の面積が正しく表示されているのかをチェックできるようになるだけで、悪徳業者にダマされる確率は下がります。計算式は以下の通りです。

延坪×3.3u×1.1〜1.3(係数)

計算の例

例えば、延坪が40坪(1階・2階)の住宅に対して、係数が1.3として計算すると「40×3.3u×1.3=171.6u」になります。延べ床面積がわかっている場合は「延べ床面積 x 1.1〜1.3(係数)」になります。この面積は窓などの塗らない部分を引いた数字です。


建物の形が違えば、面積も異なる

先ほどの例の面積は、あくまでも一般的な形の建物の場合です。建物の形が違うと面積も異なります。以下の図のような2つの建物があった場合、延べ床面積は同じですが外壁一周の長さが違います。例えば、この建物の高さが5mだった場合、パターン1の壁面積は「30 x 5=150u」、パターン2の壁面積は「42m x =210u」になります。(わかりやすく説明するために窓などはないと仮定)

このように延坪から面積を計算する場合は、建物の形までは計算に入れられないので、大まかな数字になります。しかし、特別な注文住宅で建てない限り一般的な形をした建物が多いので、多くの方に「延坪 x 3.3u x 1.1〜1.3(係数)」という計算式は使えます。


延坪×3.3u×1.1〜1.3(係数)

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