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艶(ツヤ)の種類

塗料のツヤの分類は、ツヤ消し(マット)、3分ツヤ、5分ツヤ(半ツヤ)、7分ツヤ、ツヤありの全部で5種類です。艶ありとは光沢度が70以上のことをいいます。艶ありで塗った場合は、乾燥すると直ぐにピカピカして見えますし、新築の様な気分になります。

気をつけた方が良いのは、時間が立ってくると色が濃く見えますので、仕上がり直後印象が変わることです。一般的に、ツヤ消しの塗料は、ツヤありの塗料にフラットベースというツヤ消し剤を混入して作成するので、耐久年数が下がるといわれています。

ツヤを選ぶ際は、元々の壁に合わせるケースが多いのですが、ご相談いただいた方の中には「せっかく塗装するなら家の雰囲気を変えたい!」と言う方もいますので、ツヤあり・なしの特徴をまとめました。

艶ありの特徴

特徴1.ツヤがあるほど耐久性が高くなる

これは、ツヤがあると埃や汚れが付着しても取りやすいことやカビや藻なども付着しにくいためです。


特徴2.ピカピカしたツヤはいつまでも続かない

塗料の耐久年数が10年となっていても塗装後から10年間全く劣化しないわけではありません。塗った直後に徐々に劣化していきます。ツヤに関しては2〜3年で消えていきます。また、外壁の方面により日光のあたり方が違うので、ツヤのなくなり方にもムラが出て見た目が悪くなることもあります。


特徴3.ツヤがありすぎると上品さがなくなる

これは見た目や個人の感覚の問題ですが、ピカピカしすぎると上品さに欠けるといわれています。

艶なしの特徴

特徴1.一般的にツヤありに比べ耐久性が低い

ツヤがないと汚れなどが付着しやすいため、劣化が早くなり耐久性が低くなります。また、元々あるツヤありの塗料にツヤ消し材を混ぜるので性能が低下します。但し、仕上げの上からコーティング材を使うこともできますし、汚れに強いツヤ消し塗料もあります。


特徴2.高級感が出る、日本風の建物には向いている

これは見た目や個人の感覚の問題ですが、ツヤなしのものは落ちついた雰囲気になり高級感があるという方が多いです。


特徴3.水性塗料のみの

溶剤(油性)塗料には、半ツヤはありますがツヤ消しはありません。そのため、塗料の選択の幅が少なくなります。

注意点

表記の認識違い

一般的に3分ツヤと書いてある場合は、3分ツヤありのことをいいますが、念のため塗装を依頼する業者に3分ツヤありなのか?3分ツヤ消しなのか?を確認することをオススメします。「3分ツヤあり=7分ツヤ消し」なので、もし認識が間違っていた場合は、正反対のツヤになってしまいます。


本当に合った隣人トラブル

以前お問合わせいただいたお客様から「屋根をツヤありで塗装したら、隣の家から日光が反射して眩しいといわれた・・・」というような相談を受けました。一般的に屋根はツヤありの塗料を使うので、どうしようもないことなのですが、このようなことがないためにも隣人に確認してから施工するのがベストかもしれませんね。

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